新型3シリG20、G21と4シリクーペG22用に足回りを強化する純正形状のサスペンションキットがACシュニッツァーから発売されました。
いち早くインプレしたBMW専門店のStudieAGのBOBこと鈴木会長さんがインプレしていたのでこの方のご意見を拝借しながら新しいサスペンションキットのついて触れていきます。
出典:ACシュニッツァー
目次
純正形状サスペンションとは
純正形状とは、車高調との大きな違いは読んで字のごとくすべて純正のそのままの形状で交換が容易で、調整はなくあとは固定となるもののこと。
純正形状サスペンションキット 一番簡単そうに見えて実は開発が難しいんです。車高調がついている場合、「硬ければ柔らかく」できるし、「軟かく感じるなら」硬く調整すればいいので逃げ道がある。
車高も固定、減衰もバネレートも固定となると、そのサスペンション自体の特性が前面に押し出され言い訳が効かない。
純正形状は決してエントリーモデルではなく本当にごまかしが効かないサスペンションなのです。
もちろん公道ならではの走りを楽しむなら、車高調がついていた方がいいこともあります。例えば自分でセッティングする楽しさとかです。
ACシュニッツァーの製品開発
ACシュニッツァーは街中を走りまくって、アウトバーン走り、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェなどサーキットも走ってもの凄く走っては煮詰めて、また走りまくって煮詰めていくのがACシュニッツァーの開発現場なんだとか。
「道がクルマを育てる」というがまさにこのことでしょう。ACシュニッツァーの足回りの奥深さはこのあたりにある。
今回のACシュニッツァーが開発した新型3シリーズと4シリーズクーペ用の純正形状サスペンションはビルシュタインとの共同開発!?
乗り心地

めっちゃフラットで、安定した乗り心地なんだそうです。ブレーキ踏み込んだ時のノーズダイブの少なさとか、純正とは比較にならない。それだけバンプがちゃんと減衰上げてる証拠なんですけど乗り心地を損なっていないところはさすが!
高速に乗って、カーブを曲がっても車が傾きませんw 道路上の突起を感じ取っても一発で吸収する。
コーナーリングのブレーキングや切り返しも実にフラット!
乗り心地が良くて、姿勢変化の少ない足回り。ホントにまさにこれが具現化されています。
めちゃくちゃピッチングもロールも少なく、それでいてゴツゴツしない乗り心地という相反する性能を併せ持っています。
20インチの大口径を履いていても、ドライブしている感覚は18インチくらいの感覚だとBOBさんも動画内でおっしゃっています。これは長距離走ってもこういう足て疲れにくそうです。
おすすめ度
元々足回りに評判が高かったACシュニッツァーであり、ラインナップも純正形状もあり、車高調もありレーシングキットもあるけど、
StudieAG会長のBOBさんによると、これACシュニッツァーのこれまでの中で一番良い!という
完璧すぎて、万人におすすめ!
「足とはなんぞや?」ってのを考えさせられるほどの足だとも。想像をはるかに超えてたらしいです。
この足のままサーキットでも走ってみたいとおっしゃっていました。何秒で走れるとかじゃなくて純粋にサーキット内で走りを楽しみたいそうです。
今後ACシュニッツァーが、StudieAGの各店舗にこのサスペンションキットを履かせた車を貸し出し試乗会も予定しているという。
最寄りに店舗がある人はぜひ体感してみるべし。
ちなみに筆者は乗っていないがインプレを聞く限りM340iなどに装備されているアダプティブMサスペンションに近い乗り心地を感じながらもう少し硬めのセッティングなのかなぁと予測しています。
価格はG20とG22の4気筒2WD用で23万2650円~。
ちなみに純正でアダプティブMサスペンションを追加しようと思うとMスポーツブレーキ、19インチジェットブラックホイールとのセットとなるファストトラックパッケージで24万9000円(G22)の場合。どちらを取るかはオーナー次第。