大切にしているBMWをリレーアタックから守る方法を身近にできる防止策などをご伝授。BMW3シリーズごときで高価だと言ってしまうと富裕層に怒られそうだけど自分たちにとっては決して安い買い物ではないからして盗難なんて考えられません!
あなたのBMW3シリーズをリレーアタックから守るために今すぐやるべきこととは。
目次
リレーアタックとは
そもそもリレーアタックとは車のスマートキー(BMWの場合リモートコントロールキー)から漏れる微弱な電波を特殊な機械で受信し、さらに車両本体の近くに置いた別の送受信機で中継(リレー)受信してキーが車のすぐ近くにいる状況を作り出す最近の進化した車両盗難の攻撃テクニックです。
この状態だとこの送受信機を持っているだけでドアの解錠します。さらに恐ろしいのは送受信機を持ったまま車に乗り込むとエンジンも掛かり走行が可能になるということ。
このキーから発信される微弱な電波を感知する能力は家の玄関先から10mほど離れた場所に置いても無理だったという事例もテレビで紹介されていました。年々その制度は高まっていると言えそうです。
リレーアタックによる盗難被害
2年前の調べだと、2017年1年間に盗難にあった自動車の数はなんとカギを付けっぱなしだったものを除いても国内だけで7600台にも上ります。そして驚くべきことにその過半数がスマートキー機能付き車両だと言われています。
外出先でもこんなにキケンなことも・・・
窃盗グループはファミレスなどに待ち構えていればよく、高く転売出来る車両が入ってきたらスタンバイ。スマートキーを持つオーナーの着席を待ち電波をキャッチします。送受信出来る機器を持ったもう一人が車両の近くに行けば、すぐ盗めてしまうのです。これが意味するものは、自宅だけではなく、「外出先でも被害に遭う」ということ
出典: くるまのニュース
BMWのスマートキー
BMWでは元来のスマートキーを「リモートコントロールキー」と呼称しています。呼び名はメーカーによってさまざま。
よく聞くことがあるのがインテリジェントキーやスマートキーですが、どれも機能的には同じく原理は同等の電子キーのことです。
けどBMWのリモートコントロールキーという言い方はなんか何のひねりもなくそのままじゃんって感じで長いですね(笑)
BMWリモートコントロールキーで出来ること
BMW独自のリモートコントロールキーを使い手放しで出来る機能にコンフォートアクセス機能というものがあります。
これはバッグやポケットにリモートコントロールキーをいれておきさえすれば以下のことがキーを取り出さなくてもできるようになる機能です。
ドアのロック&ロック解除
エンジンの始動
トランクリッドやテールゲートのロック&ロック解除
さらにはオプションやコーディングでドアロックと同時にサイドミラーの折り畳みや、ドアロック解除と同時にエアコンとシートヒーターをONにするなどキーでいろんなことができるようになります。
これだけの機能が付いているのに、リレーアタックされてしまったら…考えてみただけで恐ろしいです。
リレーアタック防止策
リレーアタックとはで説明させて頂いた通り、キー自体が発する微弱電波を受信して行われるため、この微弱電波をシャットアウトしてしまえばいいわけです。
自宅でリモートコントロールキーの保管をするならば、無色で蓋つきのアルミ缶などに入れるか、アルミ箔で覆っておくのも効果があります。今では専用の保管する箱も売られています。
リレーアタック防止用電波遮断ボックス
外出時に持ち歩くには、専用のキーケースに入れておくことがよいでしょう。
キーのサイズによってもケースの大きさも選べますし、デザインも豊富に揃っています。お好みのものなら外出時に人目に触れてもOK!
スマートキー用電波遮断キーケース
BMWメーカーとしての対応
2018年からBMW7シリーズで導入されている「BMW Connected」から従来のリモートコントロールキーはなくなり、手持ちのスマートフォンからアクセスが可能になっています。機能的にはドアのロック施錠と開錠やエンジンスタートはもちろん、スマホの画面に車のステータス情報が表示される仕組みです。
ディスプレイキーと呼ばれているものでBMW7シリーズのほかにはメルセデスのSクラスなどにも採用されています。
こちらにするとスマートキーと違い電話、メールやLINE、ネット閲覧など電波の種類がひとつでないため傍受されにくいとされているようです。素人目に見るとそれもなんだか今のところはまだまだ不安な気がしますけど。
まとめ
どちらにしても、せっかく手に入れた愛車BMWが盗難にあわないためには事前に保管ケースやキーケースを利用して電波の漏れを防ぐことはもちろん、もしものために「車両保険」に加入することも考えたほうがいいかもしれません。
大切なクルマを守るためにはご自分の日頃からの危機管理が必要です。