BMW3シリーズの中古はいまだに寝強い人気があり、F30(F31)クラスでも年式やグレードを気にしなければ100万円台で購入が可能になっている。
せっかく夢のクルマを安く手にしたのに度重なる車検での出費は中古車ならでは、BMW3シリーズでもここは否めない。
そこで車検をいきなりディーラー以外に持って行ったとすると意外にも車検が通らないこともある。
そこで事前にチェックして、事前に購入して(パーツ、オイルなど)持ち込むなどすると安く収まる。
それらのチェック項目をまとめてみました。
目次
ワイパー
雨の日にはちゃんと払拭しているように見えてもゴムが劣化して一部がちぎれていたり、筋が入るようなら交換が必要です。
これもディーラーで購入&交換すると、10,000円~20,000円かかってしまうが、自分で社外品を購入すると5,000以内で済む。
これだけでも安全な視野を確保できないということで車検を通らない場合もあるので、事前にチェックして怪しいようならば先に持ち込みがベスト。
ウォッシャー液のノズル
以外に盲点はここ!ここに埃がたまっていて正常にウォッシャー液が噴出されない場合、なんとこれだけでも車検に落ちる。
目詰まりは厳禁。
オイル漏れ
BMW3シリーズの定番的な故障個所!?は、F30の世代になってもはや過去のものとなっているように思うが、2世代前のE90、E91ではいまだに車検時のダメだしトップだろう。
自分の駐車場、移動場所で、自分の敷地内の一部に黒い液体の「おもらし」があればどこかがやばい。
滲んでいるくらいなら車検時はOK、完全に漏れているようなら車検は通らない。
オイル漏れは自分ではどうしようもないが事前にチェックしておいて、滲むくらいの箇所ならば検査前にパーツクリーナー等で洗浄してから持ち込めばOK
ただしポタポタ垂れているようなら既にアウトの可能性が高い。
KURE パーツクリーナー
バッテリー
寒い冬場や夏のクーラー使用時に、アイドリングストップ(設定ONにしている場合)が、突然効かなくなるときがある。その場合バッテリーの充電が必要な量まで達していない。満タンになっていない証拠。
走行距離に関わらず、5年くらいで寿命を迎える。こうなってくると満タンに充電してもすぐに元に戻る。
古くなった携帯の充電はいくら満タンにしても、すぐになくなるのと同じくバッテリー自体が古くなると、フル充電の最高点がだんだんと低くなる。
バッテリー交換はディーラーで、正規品を交換する場合、バッテリー単体で約70,000円+工賃がかかる。
怪しいなと思ったときに、安く収めたければ事前に、社外品を購入して持ち込む。自分で購入すれば純正品でも5万円台で購入できる。
BMW純正 バッテリーAGM F30 F31
VARTA SILVER DYNAMIC AGM(95A)595-901-085 G14
社外品を買う場合は、事前に適合をチェックしておきべき。これは3シリーズのF30、F31用に選んだ。
マフラー
マフラーを自前でステンレス製など、カスタムとして好感している場合には何も問題ないと思われるが、それ以外の年式が古く(約5年以上)、走行距離が5万キロを超えている車、もしくは寒冷地での使用、海岸沿いにお住まいなど。
そういった条件の方はマフラーが錆びて一部に穴が開いて排気が途中で漏れ出していることもある。
もちろんそうなれば、車検はNG。
パイプやサイレンサーを交換する必要に迫られることもある。
純正品の交換でかかる費用と同じか、それとも若干上乗せくらいならこの際にマフラーキット買ってカスタムもいい!
ウインカーorブレーキランプ球切れ
BMW3シリーズに乗っていてさすがにこれに気が付かずに乗っている人はあまり見かけたことがないが、こういった個所は予兆がなく突然訪れる。
ウインカー以外は、中々気が付きにくい。
古くなった3シリーズほど、対外的にみても車検時だけでなく定期的に点検するのが好ましい。
片方だけ切れてるブレーキランプ…そんな状態で走っているBMW3シリーズってなんかかっこ悪い。
タイヤ
タイヤは走行距離にも比例する場合が多い。自分で判断する場合外側の溝は大丈夫なように見えても、内側だけがすり減ってる場合もある。
タイヤは接地面全体でチェックされるからして、プロの扱う機械やコンピューターで測量したときに、ゴムのひび割れがひどい場合も当然NGとなる。
純正のランフラットタイヤだと4本で、約10万円~20万円。
車検時にNGが出て、タイヤも交換になった場合、思い切ってランフラットからラジアルに交換やインチアップし足元をカスタムなどしてもいいだろう。
ミシュラン パイロット スーパー スポーツ255/30R20 (92Y) XLBMW 3シリーズ F30 F31