BMW新型M4ベースのGT4の最初のテストが開始されました。
GT4レースカテゴリでは、現行M4GTが世界中で多くの優勝経験とタイトルを獲得しており、新型にもその華やかなサクセスストーリーは受け継ぎながら、新たな目標に向かい2023年デビューを目指しているそうです。
このカラーリングがまたひときわ目を引きますね。やっぱ4シリーズクーペはカッコイイです!
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なぜ今GT4カテゴリーなのか
いわゆるカテゴライズされたレースのGT4はGT3シリーズのひとつ下です。
これが市販車をカスタマイズしたレース車両の参戦コストを抑えることができるらしく、GT4レース車両は昨今盛り上がりを見せています。
今世界中で大人気のレースカテゴリです。
対するライバルにはメルセデスAMGGT4や、ポルシェケイマンPRO4 GT4、アウディTTGT4などをはじめ、マセラティやアストンマーチン、北米からもムスタング、日本からトヨタスープラなどが参加している。
市販車の販売拡販も狙うさまざまなメーカーがしのぎを削っているレース、それがGT4だということです。ここはBMWも力が入るわけです
BMWGT4の開発経緯
まだ実車がなかった2020年の9月からコンピューター上でシミュレーションが開始され、今年2021年の夏に車両が組み立てられました。もちろん組み立てられた工場は市販車も生産するドイツ・ディンゴルフィングのBMWグループの工場。
市販型GT4は2種類のパフォーマンスモデルが用意される
エンジンは市販車両のそのままが流用されそうで、「S58」型と呼ばれる直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボユニット
1つ目のモデルは、最大出力が480hp/6250rpm。トランスミッションは6速MT、最高速が250km/h(リミッター付)。これにはオプションとしてつけられる”Mドライバーズパッケージ”にすると最高速が290km/hまで引き上げられる。
2つ目の「コンペティション」モデルは最大出力が510hp/6250rpm、最大トルクが66.3kgm/2750~5500rpm。
ミッションは「ドライブロジック」を搭載した8速「Mステップトロニック」が搭載される予定
BMW新型M4GT4の特徴
開発を担当するBMWMモータースポーツによると、この公道も走れるレース車両はGT4カテゴリのレースに参加するプライベートチーム向けに開発されているということで、
メンテナンスのしやすさや、参戦コストを抑えられるように設計がなされ、レースカーの供給元としても新たな販路を切り開こうとしています。