BMWの現在の最も新しいプラットフォームでほとんどの車両で標準装備となっているBMWのコネクテッドドライブ。自分がこれまで体感した新機能の中でいちばん便利が良くて感激した機能が「BMWリモートサービス」!
愛車G22(新型4シリーズクーペ)の機能インプレついでにその素晴らしい機能をご紹介します。
目次
BMWコネクテッドドライブとは
BMWコネクテッドドライブとは2017年に発表された新しい世代の情報通信システムです。
車両に組み込まれた通信モジュールによって車両の状況をオーナー、販売店、コールセンターなどと共有して従来より的確なメンテナンスや事故などの緊急時の迅速な対応を可能にした利便性の高い機能です。
3シリーズ~全車種標準装備
このコネクテッドドライブはG世代から装備されており、現在セダン/ツーリング系では
3シリーズ(G20)以上のグレード
※(1シリーズおよび2シリーズはM仕様のみ。)
およびXシリーズのX3~X7のM仕様車を含む全車種に標準装備されています。
BMWリモートサービスとは
BMWコネクテッドドライブの中身は大きく分けて5つの機能に分かれていますが、今回この章で紹介するのはその一部の機能「BMWリモートサービス」です。
BMWリモートサービスとはお手持ちのスマホとコールセンターを経由して車両を遠隔操作できる機能です。
この機能では驚くようなさまざまなことがリモートで行えるようになります。詳しくは後述します。
リモートサービスの使い方
まずスマホと連動するには専用のアプリ「My BMW」をインストールして、車内のホーム画面を目の前にしてPINの設定などを行います。するとすぐに利用が可能になります。
iphoneならApple storeで、AndroidであればGoogle playでそれぞれ無料でダウンロードできます。(※無料ですが車両自体にこの機能がなければ当然何の役にも立ちません)
2021.7月現在、無料で使えるのは一部の機能のみで、¥5000/12ケ月の有料となっています
できること機能
BMWリモートサービスの各機能でできることについて下記から詳しく説明します。
車両位置を特定
スマホから上記のアイコンをクリックしてMyBMWを開くと最初のホーム画面の下に、現在駐車している車の位置情報が確認できます。
止まっている位置が住所で表示されており、この機能を使用していれば万が一車が盗難にあった場合でも即座に車の場所が判明します。
また、赤枠の箇所をタップして別画面を開くとマップが開き、現在位置が青●で、車の場所がオレンジ色の矢印で表示されるため、大規模な施設内の駐車場に停めて、どこに自分の車を停めたかわからなくなった場合でも、このマップを見ながら迷うことなく自分の車両まで辿り着くことができます。
リモートカギ施錠と開錠
写真上部のカギのそれぞれのマークをタップすると「ロック」(施錠)、または「アンロック」(開錠)のポップアップ画面が出てくるので、そこで「実行」をタップすると写真下のようにスマホから信号を送信。
施錠および開錠が完了したら下に完了メッセージが表示され完了!
リモート換気
スマホからいつでも車内の換気が行えます。換気をタップすると開くポップアップから実行を押すとホーム画面の換気アイコンの色が薄くなり「停止」に表示が変わります。
真夏の暑い日など、長時間外に止めっぱなしの時にでも、車まで行かなくとも換気したい場合いつでも可能な便利な機能です。
一度つけると「30分間」換気が行われます。30分後に自動的に停止します。
下の動画のように換気起動時には換気扇アイコンがグルグルと回っています↓
リモート3Dビュー
自分がこれらを使用して一番驚いたのがこの機能!!
「車両ファインダー」と、「換気タイマー」のある個所を左にスワイプさせるとメニューがスライドします。その中にある【リモートカメラ】をタップ。
開いた画面の下のビューを更新をタップすると撮影がはじまります。
離れた場所から現在の車両周辺の状況が写し出されます!
リアルタイムじゃないので、画面を開いて下に出てくる「ビューの更新」で現在の状態をモニタリング
この機能はデフォルトではOFFになっているので、車内のホーム画面の車両設定からリモート3Dビューへのデータ使用の許可をしてやる必要があります。
リモートエアコン予約
アプリホームの「換気をスケジュール」からエアコン調整タイマーと言うページに移動します。
そこでエアコンを作動させたい時刻をプルダウンから選んで「出発時刻を送信」をタップするだけで、エアコンの予約が可能。
この機能を活用することで寒い冬に先に車内を暖めておいたり、暑い真夏の外でレジャーの後に車内を涼しくしておくことも可能。エアコンが効いた快適な車に乗ることが出来ます。
リモートライト点灯
乗車していなくとも、その場にいなくともライトのON、OFFが出来ます。
・・・まぁこの機能、エンジンを切り施錠するときにフォグなどをつけっぱだと警告音が鳴るし、そもそもライトは通常オートライトなので消し忘れとかないはず。何に使うのかはちょっと不明です。
大きな駐車場である程度の場所を見つけておき、夜など探しにくい時に先にライト点灯!とか…。
リモート3Dビューで見たときに、怪しい人物が見えたら不意にライト点灯とかですかねwww
リモートロック、アンロック
離れた場所から車両のロックアンロックができる機能です。無料版では開錠、施錠の操作しかできません。
どちらかのアイコンをタップ。すると開く画面からロックまたはアンロックをタップして操作します。
あまりないと思いますがカギを掛けたかどうか忘れたとか、この画面を開くと現在の駐車している自分のBMWのカギのロック状態がわかります。これを確認してから操作を行います。
※半年くらいは下記の画面のように普通に現在のドア、サンルーフ、トランク、エンジンフードのロック状態がスマホでも確認できて、それを見て操作できていたのですが、MyBMWを更新した時点でこの機能はなくなりましたw
おそらく有料版の機能なのでしょう…。

そのほか、iphoneをお持ちの方ならApple walletとペアリングすることでiphone自体をデジタルキーとして使用できます
詳しくは下記のページで解説しています↓
目的地を事前送信
自宅で明日の出掛ける予定を練って、目的地が決まったらその場所の情報を車両へ事前に送信。あとは当日乗車と同時にナビから目的地を確認してナビを開始するだけ。
使い方は簡単下の横並びメニューから「目的地」をタップして開いた画面のマップ下のテキスト入力欄に住所を入れて送信。
またはテキスト入力欄をタップして別画面で予めセットされている、駐車場、ガソリンスタンド、ディーラーを自分の現在位置の近隣から検索してくれます。
初めての場所など特に車内で目的地を入力するだけでも時間が掛かってしまうことがあるので当日の余計な時間を省き、ロングドライブ前などかなり重宝します!
車両情報確認
BMWリモートサービスのアプリホームではいつでも車両の状態が確認できるほか、これまで車両に乗り込まなければ確認ができなかった残燃料レベルやタイヤ空気圧&エンジンオイル、点検時期などの情報が簡単にいつでもどこでも確認できます。
燃料残と航続可能距離
残燃料レベルと、おおよその航続可能距離が表示されています。
知らない場所など遠方に出掛けた時に、燃料残と航続可能距離が表示されているので、ある程度の予測が立てられ行先でのガソリン切れの心配がなくなります。
↓これ以降は2021.7月現在、¥5000/12ケ月の有料の機能です。↓
ドアとウインドウの状態
車から離れた後で、カギかけたっけ?と思ったときにそのまま今の車の状態を確認できます。
もしカギが掛かっていなければ、その場で表示がアンロックとなっているので、先に説明したリモートで施錠すれば完了。車に戻らず離れた場所から操作が可能です。
窓が開いていたりしたことがないので未確認なので今度試しにやってみます!
タイヤ空気圧&エンジンオイル
現在のタイヤの空気圧とエンジンオイルの状態がわかります。異常があればここへ表示されます。
メンテナンス期限&警告
これまでのF世代では車に乗ってidrive画面から確認するか、警告が出た場合はエンジン始動してメーターパネル中央に表示することでしかわからなかった車検やオイル交換時期などのメンテナンス周期に関わる情報が車に乗らずとも確認できます。
まとめ
その他にこのBMWリモートサービスアプリでできる機能は、エマージェンシーサービス連絡したりだとか(これは車内にボタン一つで連絡できるものが付いているので使うことはほぼない)ができますが、主に普段使いに役立つのは上で説明したものです。
画期的ですよね。自分はG22(新型4シリーズクーペ)の納車時にこれを説明受けて車内でスマホ設定している段階でびっくりしました。
ま、ディーラーの担当者も新機能で熟知しておらず分厚い説明書読みながらの説明でしたけどww
とにかく本当に便利です!!