BMWは17日に行われた年次会議において兼ねてから噂されていた完全電気自動車となった「i4」が発表され、正式にBMWジャパンでもプレオーダーが開始されました。
BMWで初となるフルEVの性能はもちろん、販売される価格やラインアップについて取り上げてみました。

目次
見た目は4シリーズグランクーペ
見た目のデザインはコンセプトモデルであった「コンセプトi4」大きな変更もなくそのままデビューと言った感じですね。これは4シリーズクーペの時と同じです。
BMW総力挙げての完全電動車が、なぜ4シリーズベースからなのでしょうか?フラッグシップでもある3シリーズで良かった気もしますが…。新型が出るタイミングとの関連なのでしょう。
賛否両論あったこの4シリーズ独特のグリルもそのまま採用されていることからもわかるように、BMWがこの新しいグリルデザインをこれからの先進技術をアピールするためのアイコンとして捉えているのだろうということは想像に難くない。
電気モーターで走るのでもちろんこのグリルはダミーで、閉じられています。
ラインナップ予定は3種
日本ではまずアップグレードのi4 M50i
国内のBMWジャパンの公式サイトを見ると、そこで解説されているi4のスペックは、
1回の充電で航続距離WLTP基準で590km。
最高出力390kW(530ps)
という驚異のスペックを持つことから、これは本国ドイツで発表されているラインアップの現在の最上位クラスである
ツインモーターでxdive(4AWD)のi4 M50iのことだと思います。
まずはこちらから販売が開始されるということのようです。
その他のラインアップは
i4 35280ps、2RWD(後輪駆動)
i4 40330ps、2RWD(後輪駆動)
のようです。
現在の新型4シリーズクーペの、私が乗っているMスポーツでも184psなのに、電気でこのパワー…。
なんかイヤになってきます(泣);
BMWが発表した会議の中でも「さまざまなバリエーションを用意する」とも言っており、推測するにこれからもっとラインナップは増えていくことと思います。
気になる価格は?
現在ドイツ本国で発表されているi4 M50のお値段は約59,000ユーロ、単純に現在の円レートに置き換えると約765万円となりますが、これは本国のお話。
日本では新型4シリーズクーペのM440iが1000万超えなのでそれより安くなることはないと思われます。
その他のモデルにしても旧型4シリーズには、プラグインハイブリッドはおろか、ディーゼルすらラインナップがないので比較できるものがないですが、
3シリーズのラインナップを見ると通常ガソリンエンジンのグレードよりディーゼルやハイブリッドのほうが価格設定が高くなっており、このことからも4シリーズのグランクーペよりは価格が約50~100万円は上がるものと予想されます。