以前にスクープ記事をご紹介したM4CS(またはCSL)がかなり進化した形で現実味を帯びてきたプロトタイプの映像が公開されています。
ポルシェ911GTのライバルとなるための登場ということでBMWファンには嬉しい期待が膨らみます。もうすぐデビュー間近に見えるこのM4CS,CSLの先に紹介したものと比べてどこが変化したのかを掘り下げてみました。
目次
前回のプロトタイプからの変更点
M4クーペは今年の5月に全輪駆動「xDrive」を搭載したものなどが発表されたばかりですが、これをさらにチューニング、パワーアップさせた強力なM4CSがの開発がすすんでいます。
今回一般に公開されたスクープを見ると、あきらかな変化が見受けられました。
フロントグリル形状
出典:Spyder7
現行モデルのM4とも異なる、大口径のグリル部のデザインが上下左右にY字型の装飾を配したデザインになっています。
フロントバンパー周辺
フロントバンバーパー下方のエアインテークがM4の形状を引き継いではいるもののよりはっきりと複数に分割されているように見え、
またフロントスプリッターがより羽が大型化されているように見受けられます。
ライト周辺
写真からは判断がつきにくですが、通常の4シリーズクーペと比べターンシグナルの位置が異なっていることがわかります。
それに今後マイナーチェンジが噂されている3シリーズ(G20)などに装備されると予想されている新デザインのLEDデイタイムランニングライトが採用されているようです。
大きくなったスプリッターや新たなグリルデザインと相まって前方から観た印象はかなり厳つい感じに仕上がっています!
リアテールライト
リアのテールライトは独自のデザインに変更が加わっていると思われ、迫力のある過激な外観はリアビューにも反映されていると予想がつきます。
パワートレインとミッション予想
現在市販されている4シリーズクーペの中で最強のM4コンペティションでも最高出力503psとハイパワーですが、このM4CSでは
540psまでパワーアップされると予想されています。
またこんなにサーキット仕様のように思われるのに、マニュアルミッションはなくどうやら市販型はスポーツATのみのラインナップとなるとみられています。
BMWの「M」追撃!
このM4CSの開発と同時に、M8 CLSやBMWのSUVシリーズであるXシリーズの最強X8Mの開発も噂されており、今後BMWは”公道も走れるレーシングカー”というイメージの「M」カテゴリでこれから1~2年の間にラインアップが増えてくる可能性が高いです。