BMWの新型3シリーズG20とF30の比較をしてみたいと思います。
BMWの誰しもが認めるフラッグシップモデルである3シリーズが2019年にフルモデルチェンジしてから早いものですでに2年が経とうとしています。
モデル末期のF31を中古でお得に買うのか、それとも新しいG20モデルを購入するのか?
それぞれの違いを利点を解説。ご検討の方の判断材料としてみてください。
目次
外観の違いは賛否あり

画像:Guliver
ワールドプレミアされた2019年10月のパリサロンで大々的にはじめてその姿を世に出したG20。ハッキリ申し上げるとそれまでの期待が大きすぎたのか、パッと見の印象は「カッコイイけどあんま変わってない…w」
左右一体化したキドニーグリルにエッジの効いたライトのデザインとこれまで受け継がれてきたデイライト点灯時の以下リングからL字型になっていたり、ややゴツさを増したフロントやリアの肉付きなど良~組み比べるとそれは変わってはいる。

画像:webCG
けどね!?なんか、外観についてはE世代からF30になったときほどの、
「わあぉ~!」っていう驚きはG20のときにはそこまで感じませんでした。
サイズはさらに大きく
ただし、ディーラーで目の前にしたときに驚いたのは、「またさらに大きくなりましたね。」っていうサイズアップ。
実際、幅は25mm。全長は居住性を高めたと思われるホイールベースの延長によって41mmも長くなりました。それはもう実車を目の前にしたときにすぐに気が付くほどの違いです。
これは昨今の、乗車している人間の安全性確保のために拡大傾向にあると言われている思想に沿ったものだと考えられます。
価格の違い

画像:アウトシュピエル
他の同じセグメントの車は良く知りませんがBMWは年々価格が高くなってきています。それは先進技術の機能が次々に導入されて上乗せの連続でここまで来てしまったという具合。
ライトの明るさひとつにとってもレーンアシストにクルコンや3Dリアビューのモニターなど、現代のクルマの新しい機能と言うもののほとんどが安全性能技術と言われており、乗車するものの安全面を担保するにはなくてはならないものとなっています。年々この水準が上がってきています。
318i | 513万円 |
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320i | 583万円 |
320 d | 630万円 |
330e | 656万円 |
340i |
320i Mスポ | 599万円 |
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330i Mスポ | 647万円 |
320 d xDrive Mスポ | 649万円 |
330e Mスポ | 672万円 |
M340i | 987万円 |
過去のF30の詳細な価格を調べることが出来なかったのでざっくりとしていますが、全体的にみて価格はアップしています。すでにM340iでは税込みで1000万超えてくる価格に突入。
走りはさすが!

画像:webCG
F30からG20になってもやはり「駆け抜ける喜び」を体現するBMWらしく新型3シリーズのG20も例に漏れずやはりこのクラスで最高のFRスポーツであることは疑いようがありません。
ドライブモードをスポーツモードにセットすると足回りが固くなり、スポーツ志向が明確になるセッティング。
通常コンフォートモードでは、若干ラグジェアリー寄りの柔らかめのサスに変化するものの、ほどよくエキゾーストが抜けるエンジン音も心地よく充分車好きの気持ちを豊かに満たしてくれます。このあたりはF30(自分が乗っていたのはF31)の普段の街乗りでは感じたことがなかった感覚です。
G世代にしかない装備

価格のところで触れたとおりF30と比較するとG20では機能面が増えました。それは単純に便利になったものだけではなく、安全面やセキュリティ面で非常に優れています。
G20では3眼カメラ&レーダーによる3Dビューは一度体感してしまうともはや駐車場からの出入りには無くては怖くなるほどです。
モニターがタッチパネルになったことで操作性が格段に向上。そしてG世代から投入されたAIによる音声アシスタントなどはF30にはなかった新しい装備です。
他にもキーレスでもロックの施錠および開錠が可能なICカードや設定次第でスマホもキー代わりになる機能など革新てきなものがG20からは装備されています。※グレードの違いによる機能もあり
まとめ
BMWF30とG20の違いいかがでしたか?すべて新しいものがいいとは言えませんが、安全性能やセキュリティはさすがに新しいものの方が上です。そしてやっぱり真新しさがあり新鮮さが違います。
ただ、そこも選ぶ人の価値観によるのだと思います。私のようになんでも新しいものが好きなタイプもいれば、年式が古く型落ちでもそのものに惚れて選ぶ人もいます。
さてあなたは今3シリーズを買うなら新型のG20?もしくはF30?