BMWG20(新型3シリーズ)が売れてない!?そのワケは

2019年1月に日本へ上陸した新型3シリーズのG20がどうやら売れていないらしのです。そういえば私自身もあまり見かけることがありません。

G20の約半年後にお披露目されたツーリングのG22もあれだけモデルチェンジ前に騒がれていたのにあまり見かけることはありません。それはナゼなのでしょうか?はたして…


出典:carmagazine




ご存じの通りBMWのラインナップの中で3シリーズと言えば押しも押されぬ一番売れていた車であり、まさにフラッグシップモデルです。

2世代前のE90のモデル最終期で9000台程度の売り上げだったものが、G20の一つ前のF30世代にフルモデルチェンジされた翌年には18,000台程度も売れていたのです。

ところがG20(新型3シリーズ)については売れていないと言われているのも納得せざる得ないほど、見かけません。

世代が変わってもよく見かけるF30世代の3シリーズ。中古価格が下がったことも考えられるが・・・。
画像:Pixabay

ライバル車の売り上げと比較

画像:istock

近年の世界的なSUVブームに引っ張られBMWの売り上げもX1やX3に塗り替えられてはいるものの、それでももっと売れていて、というよりはもっと街中で見かけていてもおかしくないG20なのですがどうしたことなのでしょうか。

単純にSUVブームだけじゃ片づけられない課題が、同じDセグメントのライバル車の販売台数を見ると見えてきました。

2019年モデルチェンジされた年の売り上げを見ると、10,235台で輸入車販売台数で第6位。代表的なライバルであるメルセデスCクラスはモデル成熟期(2021年に新型になる予定)であるにもかかわらず、売り上げが17,210台で第3位でした。

単にSUVブームだけが理由ではないことも検討がつきます。




ブランドごとの新車リリース台数


出典:Roadshow

直近でのフルモデルチェンジを含む新型車のリリース台数は2019年はこのG20(3シリーズ)をはじめX1やX5、8シリーズと2シリーズのグランクーペなど9車種が発表、日本市場でも販売されたが、昨年2020年はM8グランクーペや改良型5シリーズや4シリーズに、M5やX5MやX6Mなどになるが、純粋な新型となると5シリーズと4シリーズの2車種に留まっています。

比べて、メルセデスは2020年に、新型EクラスやGLシリーズにS,Eクーペ、AとBを加えて5車種。ちなみにアウディにおいては2020年の1年間だけでQ3や、G20と同じセグメントのA4、RSシリーズなど16車種も新型をリリースしています。

2020年のそれぞれの販売台数も前年度対比がBMWは75%だったのに対して、メルセデスが86.2%、アウディにしてはなんと91.5%のまで売り上げを伸ばしています。

これらの数字を比較してみると新型の販売台数がその年の売り上げアップを左右することも容易に理解できます。

けどG20に変更されたのは2019年の事。BMWブランド全体の売り上げを見てもまだG20(新型3シリーズ)が売れてない決定的な理由にはなりません。




G21ツーリングも…


出典:carbuyer

セダンは売れてなくてもなんとなくですがわかる気もしますけど、G20(新型3シリーズ)のツーリングワゴンであるG21でさえあまり見ることがありませんね。

いま日本車では希少価値の高いワゴンの部類には根強い信者もいるはずで、その中でも圧倒的に人気があったF31世代のこともあってこれは売れるだろうと予想していましたが、何故かイマイチのようです。

G20よりは若干ですがG21のほうがたまに見かけるものの、それでも走っている台数は圧倒的に少なく感じます。

まとめ

G20(新型3シリーズ)が出た翌年に突然のコロナ禍に陥ってしまったことも一部の要因であるかもしれませんし、空前のSUVブームもあってセダン、ツーリング市場は押されていることもあるでしょう。

また先のブランドごとの新車のリリースするタイミングも上手く噛み合わなかったことでも助長してしまった感も否めません。

このようにいろんな要因が複合的に合わさって今「売れてない」となっているのではいでしょうか。

かつてのBMWの売れ筋であったはずの3シリーズの最も新しいG20はしばらくは苦戦を強いられそうです。