日経が調査した結果によるニュースによると22年度の1~3月期の損益改善額が、世界中の約1万3600社に上る企業(自動車メーカーに限らず)の中でBMWグループが第3位になったと報じられました。
純利益額も前年同期と比較すると、前年度の45位から7位に高浮上。
そもそも損益改善額とは何か?
なんでサムネ画像がロールスロイス!?も含めて
この数字がどれほど凄いことなのかをお伝えします。
目次
損益改善額とは
そもそも損益改善額で3位と言われても多くの方はピンとこないと思います(私自身もそうでした)ので、わかりやすく端的にお話すると
予想額を上回る利益を残した金額=改善額のこと。。。説明下手ですみません…(汗)
これでなんとなく伝われば後の話が進めやすいだけなので、これ以上は割愛させて頂きます。
BMWが3位の驚きの凄さ!
1位はサウジアラビアの国営石油会社!!
今回名だたる世界中の企業の中でBMWグループがこれほど高順位を獲得できたのか詳細はわかりませんが、この順位といい、このランキングの中に入っている企業の面々を見るとそのすごさに圧倒されます。
1位になっているのはサウジアラビアの「サウジアラムコ」という国営石油会社☆彡
1昨年の同時期に同じ調査で1位になっていたのは皆さんもよくご存じのアメリカの「アップル」
ここだけ聞いてもどれくらいの凄さか伝わったのではないかと思います。
高級車にシフトした改善が功を奏す
ではなぜBMWグループが損益改善額で3位になり、大幅な純利益増になったのか?
2021年は自動車部品の主要である半導体不足によって自動車生産はどこのメーカーもへだたりなく減産に追い込まれれていたのはBMWも例外ではない。
ただしBMWはそれを逆手に取るように、採算が見合う超高級車の車種を優先的に生産することで利益を増大させました。
要するに数少ない半導体を利幅の大きい超高級車のみに優先的に回し増益を試みた結果となっています。
頭いい!
その車種の中で目を付けたのが世界的な富豪たちの超高級車ブランドロールスロイスの売り上げが前年度よりも79億ドルの増加したわけです。
ロールスロイスは私の記憶では1993年からBMWグループの傘下(現ロールスロイス・モーターカーズ)です、ですから今回の記事のサムネはロールスロイスを選んだと言わけです。
1993年にBMWとともにグループ争奪戦を繰り広げたVWグループ(ベントレーが傘下に収まっている)も今回の損益改善額ランキングでは9位に甘んじているものの、同じく純利益が約2倍になり増益を成し遂げています。