BMWが見捨てた!?Z4や5シリーズの生産を丸投げされてるマグナ・シュタイアとは

BMWのグレードの一部はBMWが所有する工場でまったく生産されず下請け業者の工場でのみ生産されている車が存在します。

その工場を持つ会社がマグナ・シュタイアです。ご存じの方もいると思いますが知らなかった人のためにメモ書きです。

このBMWのマグナ・シュタイアとはどんな会社のかどうぞ!↓




BMWも生産するマグナ・シュタイアとは

マグナ・シュタイアはオーストリアに本社と工場を持つ、カナダの自動車部品メーカーである「マグナ・インターナショナル」の子会社にあたります。

自社の持つ自動車開発手順や組み立ての技術を提供することを主とした会社で、マグナ・シュタイア自体がブランド化しているのではなくあくまでも各ブランドから委託を受けた車の開発、生産を請け負う。

BMW以外にもクライスラー、メルセデス、ジャガー、を請け負い過去にはプジョーやアウディV8の開発・生産にも携わっています。

開発技術においては、BMWでは旧X3(E83)の開発、生産を行った経験があり、BMWでいうxdriveであるメルセデスの
4輪駆動システムである「4MATIC」を開発したのはこのマグナ・シュタイアという誇らしい実績もあります。

生産に関しては、年間生産台数が世界中の自動車委託生産会社の中では世界一を誇ります。

マグナ・シュタイアで現在生産中のBMW


BMWのラインナップは現在1~8、SUVのXシリーズで1~7、Zシリーズ1種、電気自動車のiシリーズで5車種ということで、大きく分けると(Mは外す)と21車種があります。

そのうちの5シリーズとZ4はBMWでは自社生産されておらず、このマグナ・シュタイアで完全生産されています。

5シリーズは2017年から、2018年からZ4、翌年2019年にはG29現行型Z4のプラットフォームをトヨタスープラと共同開発したのをきっかけに同じくしてトヨタのスープラもマグナ・シュタイアで生産されることになりました。

生産を丸投げ!BMWは見捨てたのか?


現在5シリーズとZ4の生産をBMWの所有する工場では行っておらず、このマグナ・シュタイアに丸投げされています。

一部では、BMWはZ4の販売を諦めているとか、トヨタのスープラとの共同開発ももう売りたくなかったZ4だからこそトヨタの提案にこのZ4を選んだとか言われていますが、おそらくそれらはただの憶測でしょう。

決してZ4も5シリーズもBMW自体が手を抜いているわけでもなく、単に工場の設備と車の仕様による生産性の向上を図った場合にマグナ・シュタイアの生産技術や工場の使用が必要だっただけではないでしょうか。

特にZ4とか一つのプラットフォームで2種類の車を生産するにはBMWでもトヨタでもなく中間のマグナ・シュタイアというのは納得がいきます。