BMWに新車時からデフォルトで装着されている純正タイヤには☆型のスターマークが付いているのご存じでしたか?
BMWが車両開発時から、乗り心地や急制動能力などその車つくりに合うようにタイヤメーカーと共同開発されたタイヤであることの証として刻印されているこのBMWとMINIだけの純正タイヤにあるスターマークについてスポットを当ててみました。
目次
その車両に合ったタイヤの証
タイヤはエンジン動力を路面に伝えるという単純な能力だけでなく、車重を支えたり、車がしっかり止まれるような制動力も求められるクルマ開発において重要なファクターを持ちます。
そのため新車が開発されるときにはBMWとタイヤメーカーとが共同開発を行います。
新車時にスターマークの付いたタイヤが履かされ、それがBMW承認の純正タイヤの証となっています。
ですが、ひとつの車種で1タイヤメーカーということはなく、同じ3シリーズや4シリーズでもタイヤはミシュランやピレリ、ブリヂストンなど複数のタイヤメーカーが採用されているのが一般的です。
純正タイヤと市販タイヤ
上記のことからわかるように、純正タイヤと言うものはその車の特性に合うように開発段階から考えられたもっとも相性の良いタイヤになります。
それとは逆に市販タイヤはあらゆる車にマッチするように設計されたいわゆる汎用品です。
ですから、交換する場合には純正品と同グレード(同性能)か、もしくはそれ以上のものでなければ本来の車の性能を発揮できないかもしれません。
またタイヤにもタイプがあり、例えばコンフォートなのかスポーツタイプなのかなど元々装着されていたタイヤの特徴をよく把握して選ぶとよいでしょう。
他の輸入車メーカーにみる刻印
この新車時に履いてある純正タイヤの目印となる刻印は国産車より輸入車によく見られBMWだけではありません。
ライバルであるメルセデスではメルセデスのオリジナルであることを意味する「MO」が。
ポルシェには「N0~N3」。
アウディには「AO」と「RO」。フェラーリには「F」の刻印が入っています。