BMW独禁法の疑い後、自主改善計画提出。それでも収まらない根付いた気質

3月12日に、2019年9月から公正取引員会が過剰なノルマなどを課したなどの独占禁止法の疑いで立ち入り調査が行われていた問題で、約1年半の取り調べの後、BMW側から自主的に提出していた改善計画に対して、公取委が実効性があると認定しました。




自主改善計画提出とは

今回BMWが3日に報じられた自主改善計画の提出とは、独占禁止法違反の疑いが掛けられると排除命令行政処分措置が執行されますが、その前に事前に改善案を約束し実行することで、違反状態が解消されたと認められれば行政処分が免除される仕組みのいわゆる「確約手続き」のことです。

すなわち「今後気を付けるからこれまでのことは水に流してくれないか!」という話です。
過去には楽天なども行われています。

今回の発表後フラクタル法律事務所代表の田村勇人弁護士もおっしゃっていた通り、要するに…
「自らが(ほぼ)違反行為があったことを認めた」かたちだ。

何が問題だったか?

ディーラーに対して到底達成が不可能な数の過剰なノルマを課していたとする独禁法の「優越的地位の濫用」の疑いでした。

達成不可能と判断したディーラーがノルマ達成のために一旦自社登録するもので、一度、店名義で登録された車は中古車扱いとなり、いわゆる「新古車」として売られ新車同然なのにも関わらず値段がグッと下がる。

ディーラー側からすれば、本社からノルマ達成のリベートが入りとんとんになるという話だが、小さい販売店は赤字であったとも言われています。

群を抜いて多かったBMWの新古車

こういった営業方法は日本車市場でも横行しており、BMWに限ったことではありません。ただしBMWの場合、その新古車の数が桁違いだったと言われています!

あるデータによると2019年7月に走行20㎞未満の車を検索したところ、
メルセデスが99台、アウディが6台ヒットしたのに対し

BMWはなんと849台がヒットしたという!
※(公取委の調査が入ったのは2019年9月)

ただただ絶句!!

走行距離は僅か数十km程度。それでいて価格は新車と比べて100万円以上安いといった新古車が今、急増している。
特にBMWなどは過去に例を見ないほど買い得な新古車が多い
出典:ベストカーweb|2018年4月24日

元値で売れない車を大量に叩き売りするので、安値の車が市場に溢れかえると当然のごとく、市場価値は下がる。

ずっとBMWファンでBMWを乗っていたユーザーにとっては大迷惑!!

確約手続き後に中古で販売されていた出たばかりのG22
出典:カーセンサー

上の写真を見てもらいたい。
確約手続き後、4月中に新古車で販売されていた2020年11月にデリバリーされたばかりのG22(新型4シリーズ)Mスポーツ。売価は547万!?ほどだった。ちなみに新車は639万。この記事を書いた時点ですでに完売。

元締めのBMWジャパンがどうのこうの言う以前にディーラー側のモラルも問われることだろう…。

BMWの場合!高値で新車を買った客が損する構図!?

極上の程度の良いものが格安で市場に出回るので、これは一部の人間にとってはありがたい話でしょうが、こんなステイタス性の強いBMWを高いお金払って

新車で買った顧客はたまったものじゃない

ブランド価値が薄れる!!

そんなにたやすく皆が乗れない車だからこそ高級車であり、市場価値も保てるのに、安く大量にばらまかれていてはBMWブランド品位が下がってしまっていて、車はいいんだけど今後、継続して買う気にならないのが本音。

なんと言っていいものか言葉が見つからない…。

SNSのコメント

軽自動車のメーカーは昔からずーっとやってるよね新古車営業もノルマキツい。毎年自分のセールスカー買換えさせられた。夜中まで部長から、今日の受注台数を入れてfax送付しろ!とか、月末になると夜中の2時まで営業所に居たりしたな。何百万会社に給料返したんだろ。今からでも会社と当時の上司を訴えたい。

何でBMWのセールスがしつこかったのか…こういう事だったんだな。俺の場合は他のブランドのクルマにした訳だが、購入後もセールスがしつこかったな。ノルマ達成の為に、ある意味しょうがなかったかもしれない。それにしても、BMWの認定中古車…かなりお買い得だと思う。これを見ると、新車を買うのがバカらしくなる。

多くの海外カーメーカーに対してサプライヤーとして長年仕事をさせていただいておりました。
その中でBMWドイツ本社が一番サプライヤーに対して厳しかった。こちらの事情は一切考慮されず、BMWの要求を飲めるのか?飲めないのか?の2択でした。要求がのめないならば仕事はもらえません。同じドイツでも他のメーカーは代案を受け入れてくれたり、折衷案で合意してくれたり。特にメルセデスはサプライヤーに対してパートナーとしてきちんと真摯に話を聞いてくれる会社でした。そういった本社の姿勢が日本法人にも引き継がれ、それが末端のディーラーに対してのプレッシャーとして引き継がれてしまっているんでしょうね。さらに弱いものをたたく姿勢、
完全に負のスパイラルです。日本側からドイツ本社の姿勢、考え方を変えることは難しいと思うので根本的な改善は難しいでしょうね。

新古車で多量に市場へ流されたら、新車で買った顧客はたまったものじゃない。買い替えの時に二束三文で買い叩かれて大損するBMWは三流ブランドに成り下がる。

BMはノルマほんと酷いね。中古車販売でBMの新古車調べるととんでもない数がヒットする。会社の同僚が118d買ったけど当然のように新古車だった。高級車なのに品位が欠落していて自分としてはとても買う気になれない。気にしない人は今のうちに新古車買うのがお得かもしれないね。

4輪ではなく2輪ですが、私のBMWバイクの面倒を見てくれているディラーがBMWの看板を下ろして一般のバイク屋になっちゃいました。部品仕入れが直からディーラー仲間経由になるだけで影響はないですが、理由は聞かずとも大凡の想像は出来てしまいます。バイクは気に入ってるが、この件でメーカーとしてアコギなイメージが鮮明になり、嫌な気分になっております。